大神様の御恵みによって生かされ、ご先祖様から受け継いだ御魂みたまを宿す我々は、常に幽世かくりよからの慈愛に寄り添われて日々の暮らしの中に在ります。
”海の日”を仰ぐ盛夏の候に「幸魂さきみたま　奇魂くしみたま　守給まもりたまい　幸給さきはえたまえ」の神語の祈りに思いを深め、心清々しく和楽の恵みに結ばれますよう浄書会のご案内を申し上げます。

浄書の後の講話では、今回は「海の日」とその前後の開催であることに因ちなみまして、 大国主大神さまの祖神おやがみさまと仰ぎます素戔嗚尊すさのおのみことさまについて、お話をさせていただきます。
出雲の地で八岐大蛇やまたのおろちを退治なされた神話で著名な、素戔嗚尊さま。
その神格について理解を深めることは、出雲の信仰の淵源に迫ることにも繋がろうかと存じます。皆様方のご参加をお待ち申し上げております。

皆様が浄書なされました神語奉書は大切にお預かりして、宗祠と仰ぎます島根県の出雲大社にて、神楽殿の御神前へお供え致します。
神前にお供えされた後は、出雲大社神楽殿の神殿至近にございます「神語奉書奉納殿」へお納め致しまして、永く大切に保管されます。