B 御神前での玉串作法について
 出雲大社教の玉串拝礼作法をみて、一般神社のそれと大きく違っているので驚かれた方も多いでしょう。 神を一つの大きな樹だと考え、そこから出ている枝葉が私どもだとすると、玉串拝礼は神のもとに還っていく自分の姿、即ち精神的に神の境地に還っていく℃ゥ分の姿をあらわしているのです。
 この玉串に祈念をこめる作法は、祭式作法統一以前の出雲大社に伝統的に伝わるもので、こうして拝んでいる姿を古絵図にも見ることが出来ます。

 中心となる拝礼作法は「一拝・一祈念・再拝・四拍手・一拝」です。前後のおじぎ(揖)は御神前に進んだ時とさがる時の挨拶のようなものです。 その意義についてはQ&Aの玉串のところに書いてありますが、この拝礼作法を行ってみると玉串が霊串であることがよく解ると思います。
 一般の方は無理をして、この作法を覚えることはありませんが、特に出雲大社を信仰される方は覚えておいた方が良いでしょう。
 なお、教団関係の祭事以外のときは一般的な玉串拝礼の作法でもかまいません。
 これについては神社本庁などのホームページを参照してください。

拝礼作法1
玉串を受けまして、玉串案の前まで静かに進み出ます。
中心となる拝礼作法は、
 「一拝・一祈念・再拝・四拍手・一拝」です。
拝礼作法2
玉串案の前では呼吸を整え意義を正します。
拝礼作法2_1
左手で玉串の中心を持ち、時計回りに玉串を持ち替えます。
拝礼作法2_1 揖[ユウ]


背中を丸めず真っ直ぐにして腰を15度に折っておじぎします。
「御神前に進みました」という挨拶の意味です。
拝礼作法2_1
玉串を垂直に立て正しく持ちます。手の位地はおへその前、紙垂の付け根が胸の辺りになります。
拝礼作法2_1
意義を正して紙垂の付け根を目の高さまであげていきます。
拝礼作法2_1 一拝[イッパイ]


玉串をそのまま留めて、背中を丸めず真っ直ぐにして腰を90度に折っておじぎをします。
それぞれの動作を半呼吸くらい留めるようにするときちんとしてみえます。
拝礼作法6 一祈念[イチキネン]

玉串を垂直に立て紙垂の付け根が胸高になるようにして、意義を正します。
拝礼作法2_1
そのまま徐々に上体を前方に傾けていき、玉串に祈念をこめていきます。
このとき「幸魂奇魂守給幸給」[サキミタマ・クシミタマ・マモリタマヘ・サキワヘタマヘ]の神語をお唱えする方も多いです。
拝礼作法7 拝礼作法8 再拝[サイハイ]

上記の拝を二度繰り返します。このときひとつひとつ動作に区切りをつけるときれいです。
拝礼作法11 拝礼作法12 拝礼作法13
玉串を時計回りにまわし、玉串の根元を神様の方へ向け、玉串を静かに玉串案に供えます
拝礼作法14 四拍手

かるく下がり、静かに両手を胸高に伸ばし、右手の掌を少しすり下げ、ほぼ肩の広さに手を開き、四度び打ち合わせます。
四拍手の後、下げた右掌をすりあげ、両掌を合せておがみます。
拝礼作法2_1 一拝

続いて意義を正し、背中を丸めず腰を90度に折っておじぎをします。
拝礼作法15

「御神前から退下いたします」というご挨拶のおじぎをします。
次いで自席へ戻ります。